写真のタイトルを考えてみよう

古屋先生から4枚の写真が届きました。
写真には2通りのタイトルがつけられています。

「なに? これ?」

それは、謎解きのような写真でした。
これをもとに原稿を書けということなのでしょうか。

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〈クールビズa〉

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〈クールビズb〉

「クールビズa」は何を撮ったのでしょうか? 
人参? エビ?
正体は定かではありませんが、勢いよく流れ落ちる水流がなんともさわやかです。

「クールビズb」は夏雲と林と空ですが、緑が浅いので初夏の林のようです。
その上に、まだ発達しきれていない入道雲の子供のような白さが印象的ですね。
空は青く澄み渡っています。

これもさわやかな写真で、5月の表現にぴったりということでしょうか。
また、東北大震災と福島原発の事故で電力不足が予想される中で、
「クールビズ」を写真で表現しようということでしょう。

「一炊の夢」の2枚は?

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〈一炊の夢a〉

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〈一炊の夢b〉

これはむずかしい!
抽象的なタイトルは心象風景の表現なのですが、
そこに「夢」というキーワードが入ると、う~ん、解釈がむずかしい。
「一炊の夢a」は高校か大学の講堂のようですね。
夢や希望に満ちていた青春の想い、学び舎の思い出はいまいずこに? 
そういった感懐かもしれません。

それと対比をなす「一炊の夢b」は、ベンチにもたれて眠る老人の姿で、
それだけで訴えるものがあります。
さて、この写真は何を語っているのか?
2通りの解釈がありそうです。

ひとつは、青春の大望を実現する夢を一瞬のまどろみの中に見ている姿。
もうひとつは、夢破れて朽ち果てていく老人の哀れな姿。
人は実人生とまったく異なる人生をいつも夢見るものですが、「一炊の夢」
の2枚は古屋先生の人間を見る観察眼の深さ感じさせます。

写真は、タイトル次第で見る人の感性を刺激します。

この作品をごらんになったみなさんなら、4枚の写真にそれぞれどんなタイトルをつけるでしょうか。